運営理念

支援を必要とする方たちが、人としての尊厳が守られ、豊かな生活を送り自己実現できるようにすることが、私たちの責務です。この使命を果たしていくため、ここに倫理綱領を定めます。

運営理念

施設紹介

沖縄南部療育医療センターは、沖縄がまだ米国の施政権下にあった昭和35年3月、肢体不自由児施設として開園しました。スタート時の入所定員は50人でした。施設建物の建設には県内外の多大な協力と援助、とりわけお年玉付き年賀はがきの配分が大きく貢献しています。その後、重症心身障害児施設を併設し通園事業も実施するなど沖縄の総合療育をけん引してまいりました。
児童福祉法および障害者自立支援法が改正され、平成25年4月から障害種別で分類されていた施設の入所サービスが一元化されて「医療型障害児入所施設」に統一されました。施設の大規模改築が行われ、平成24年11月から1年間、那覇市古波蔵の旧赤十字病院へ全施設が一時移転して医療と療育活動を継続しました。改築竣工に伴い再び那覇市寄宮へ無事戻ってきました。

特徴

医療型障害児入所施設「沖縄南部療育医療センター」、医療型児童発達支援センター「わかたけ」は児童福祉法に基づく児童福祉施設であり、同時に、医療法に基づく病院でもあります。小児神経科医による入園、外来利用者の診察、与薬、検査、リハビリ、装具の処方、福祉関係及び医療診断書発行、療育相談を行っています。また併設の療養介護事業所「沖縄南部療育医療センターと」生活介護事業所「たいよう」は障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業を提供しています。

特徴

障害児・者および小児神経疾患、発達の遅れ等の診断、治療を行っています。また入園、通園、通所、通院児(者)を対象に予防接種を実施しています。診療科目は小児科、内科、神経科、精神科、リハビリテーション科があります。

入所・看護
入所・看護

医療型障害児入所・療養介護を含めた定員は140人です。センターでは第1病棟(定員50人)、第2病棟(40人)、第3病棟(50人)の構成です。
病棟スタッフは看護師はじめ准看護師、介護福祉士、保育士、介護員、指導員らがチームを組んで看護活動にあたり、利用者の障害の種類によって、生命の維持を優先する看護活動から教育的活動、余暇活動、制作活動、リハビリテーションなどに取り組んでいます。

医療型児童発達支援センター「わかたけ」
医療型児童発達支援センター「わかたけ」

早期発見、早期療育の理念のもと人格形成期の未就学児に対し医療、リハビリスタッフと連携を取りながら発達段階に合わせた療育目標を設定し、生活遊びを通じて子供たちの発達を促しています。定員は30人です。

医療型放課後等デイサービス「飛行船」
医療型放課後等デイサービス「飛行船」

平成28年4月より医療型放課後等デイサービスが開所しました。医療型児童発達支援「わかたけ」の小学部、中学部を卒業した子ども達が利用しており、利用者が安全で安心して楽しく過ごす事を目標にしています。

生活介護事業たいよう
生活介護事業たいよう

在宅の重症心身障害者(18歳以上)に日中通所して頂き、日常生活ケアや余暇活動を提供しています。
利用者の皆様に心地よい時間・場の提供に努めます。登録制で1日10人です。

相談支援室
相談支援室

障害児・者がより良い療育、福祉サービスが受けられるよう、家族に対して社会資源の活用等について相談援助しています。

相談支援事業所みらい
医療型放課後等デイサービス「飛行船」

施設入所者や在宅生活者の皆さまへより良い生活を送っていただく事を目的にサービス等利用計画を作成します。対象は肢体不自由児・重症心身障がい児(者)となります。

障害児等療育支援事業
障害児等療育支援事業

在宅の心身障害児(者)の地域における生活を支えるため、外来療育、施設支援事業等の療育指導を提供し、在宅の障害児(者)の福祉の向上を図っています。

理学療法
理学療法

脳性麻痺を中心とした中枢神経疾患(脳炎後遺症、頭部外傷後遺症、低体重出生児など)、精神・運動発達の遅れ、染色体異常、進行性の筋疾患、二分脊椎、骨形成不全症などの方々を対象に、医師の判断のもとで理学療法を提供しています。利用者の状態は、障害の種類や程度などによって違いますがセラピーの中では利用者の個性を尊重し、かつ潜在能力を最大限に引き出し、運動機能の改善を通して日常生活を援助していきたいと考えています。また必要に応じて在宅支援訪問療育や補装具、車いす座位保持装置などの福祉機器の活用、プールを利用した水中運動療法などを取り入れ、利用者とその家族に対して援助指導ができるよう努めています。

作業療法

利用者の全体的な発達段階を評価し一人ひとりの時期に合わせた援助に努めています。遊び(activity)を通して運動発達の援助やリズムの確立・食事動作・日常生活関連動作の獲得や、「見て・聞いて・感じる」など感覚遊具等を使用し認知面へのアプローチを行っています。

言語聴覚療法

積極的に人と出会い、人にかかわることの「喜び・楽しさ」を体験させます。姿勢・呼吸・発声・構音器官・認知面・情緒面へのアプローチを通して、一人ひとりの能力が最大限に発揮できるコミュニケーション手段を一緒にみつけ、実用化できるよう援助しています。また、利用者の摂食機能を向上させ、楽に、楽しみながら食事を摂れるよう、姿勢、口腔内アプローチ、自助具の工夫、介助方法など、一人ひとりの利用者に合わせた援助を行っています。

このほか、短期入所事業(宿泊利用)、日中一時支援事業(時間単位利用)、苦情解決事業など、さまざま事業を展開しています。