手足の不自由な人々への理解と創作活動に取り組む障がい者のはげみになることなどを目的に第21回肢体不自由児者の作品展が18日、那覇市おもろまちの県立美術館・博物館県民ギャラリーで開幕しました。23日まで。入場無料。
作品展の開会式は同日午前10時から行われ、沖縄肢体不自由児協会の宮城伸吉常務理事と新里吉弘沖縄県肢体不自由児者父母の会連合会会長、施設利用者の玉城純也さんがそれぞれ代表あいさつを行いました。
作品は昨年実施された第32回肢体不自由児・者の美術展/肢体不自由児・者のデジタル写真展の入賞作品26点と県内の特別支援学校や施設、父母会およびその関係者から出品された約30点。
昨年全国展の特賞に輝いた泡瀬特別支援学校の宮城祐希君の作品「うさぎをやさしく触りました。」と、河本大輔君の作品「三線ブラザース」が展示されているほか、握力をカバーするため彫刻刀を手に固定する装具を使い約2カ月かけた作品や画用紙を動かして四方から描いた作品、また、両腕が不自由なため右足で制作した作品など、不自由な手足を補う工夫と努力が満ちあふれています。
この機会にぜひご観覧ください。全国展の入賞作品はこちら
(http://www.nishikyo.or.jp/pdf/exhibition/H26/32art.pdf)からご覧いただけます。
開幕した第21回肢体不自由児者の作品展
施設利用者を代表してあいさつする玉城純也さん(左)
作品展会場の県民ギャラリー3の受付 沖縄県立博物館・美術館(那覇市おもろまち)
野上政義・作 夏野菜のにぎわい(厚生労働大臣賞) 彫刻刀を手に固定して制作しました
牧之瀬光夫・作 sea paradaise 右足を使って描いた作品です
2014年11月18日