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 新施設に移転したばかりの沖繩整肢療護園は4日、園庭の整備作業を行い、芝生の植えつけを終えました。また、園庭にチョウを呼ぼうと、オオゴマダラ(マダラチョう科)の食草であるホウライカガミ(キョウチクトウ科)の苗を植栽しました。

 植栽整備が行われたのは通園部「わかたけ」と第3病棟、隣接の那覇特別支援学校に囲まれた中央園庭。広さ約450平方メートル。引っ越しの物品搬入の終了を待って行われたため、植栽整備は移転後の作業になりました。

 ホウライカガミは施設の軒下にある通学路にそって12本植えられました。活着次第、つる垣も検討するとのことです。オオゴマダラは白く目立つ大きなチョウで、かつて「新聞チョウ」とも呼ばれ親しまれてきました。蛹が黄金色に輝くこともあり、県内でもよく飼育されています。

 オオゴマダラが食草のホウライカガミに産卵、幼虫はこの葉をたべて生長し美しいチョウへと羽化します。チョウと施設利用の子供たちが仲良く遊ぶーそんな楽しい日が早くやって来るといいですね。

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2013年12月06日

 那覇市寄宮で今年2月から改築工事が進められていた沖縄整肢療護園が完成、仮住まいの那覇市古波蔵から1日、移転しました。新居の片づけが一段落した3日午後、園では新病棟の落成を祝うセレモニーが行われ、居合わせた全員と利用者の父母、地域代表らが集い新館の落成と新生活のスタートを祝いました。

 

 那覇市寄宮の現在地は1960年(昭和35年)3月、沖縄県内初の肢体不自由児施設として沖縄整肢療護園が開園した、いわば沖縄の障がい児療育発祥の地。1年1カ月間、一時移転施設での慣れない日々がありましたが、創園の地に完成した真新しい施設に利用者や   スタッフともども晴れ晴れとした表情をみせていました。

 

 セレモニーは、新館の玄関でおこなわれ、稲福恭雄園長や利用者代表の國吉沙織さん、父母代表の津嘉山幸子さんらがあいさつ、利用者代表によるテープカットに続いてくす玉が割られ、全員の拍手で新病棟の落成を祝いました。
 会場には地域から宮城区の宮城宜子さんも駆けつけ、「園とはもう50年のお付き合い。自治会では再び地域交流に迎えたいと話しています」と、歓迎していました。
 改築工事と第3病棟改修工事の完成祝賀行事は沖縄小児発達センターB棟完成を待って来春、挙行予定です。

 

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2013年12月04日

沖縄整肢療護園の入所者の引っ越しが1日午後行われ、約2キロメートル離れた那覇市古波蔵の一時移転先の旧赤十字病院から新装改築された同市寄宮の施設各病棟へ搬送、無事終了しました。

 

施設は、肢体不自由児や重症心身障害児者の入所、通園、リハビリ、外来、在宅者支援などを行う総合療育を担う医療機関。3病棟があり、現在、重症者も含め103人が療育を続けながら一部は隣接の那覇特別支援学校へ通っています。

 

引っ越しはリフトバスや救急車、リフトカーを使い何度も往復して慎重におこなわれ、医師や看護師などのスタッフが総出で付き添い、一人ひとりを抱きかかえるように、そして笑顔で声をかけながら新しい病棟へ移りました。病棟入口には、「おかえりなさい」の手づくりの横断幕が入所者を出迎えました。
この日の那覇市は気温が22℃まで上昇、透き通るような青空が引っ越しの入所者たちを温かく包んでくれました。

 

改築のため沖縄整肢療護園が古波蔵へ一時移転したのは昨年11月1日。1年と1カ月、395日間の移転暮らしは、こうして幕を閉じました。

 

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笑顔の出迎え 救急車搬送の利用者を医療スタッフや職員が笑顔で出迎えました

 

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応 援 沖縄小児発達センターや沖縄協同病院から搬送車の応援がありました

 

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医師団に見守られ 医師や看護師らが総出で入所利用者の搬送にあたりました

 

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「おかえりなさい」 病棟ではスタッフ手作りの横断幕が温かく出迎えました

 

2013年12月02日

沖繩整肢療護園は1日、入所利用者や医師、看護師などのスタフ全員とすべての機能が那覇市古波蔵の一時移転施設(旧赤十字病院)から、寄宮の新装改築されたもとの施設へ戻ってきます。

 

入所利用者103人は、通常の日課よりやや早めの昼食後、協会両施設のリフトバスや近隣医療機関のから応援車両を含む救急車で午後の早い時刻には新施設へ到着予定です。入所者の移送には沖縄整肢療護園だけでなく沖縄小児発達センターの医師や看護師らも駆けつけます。

 

3日からはこれまで同様の日課がはじまりますが、外来リハビリは4日(水)から、また外来の診療は来週9日(月)から再開予定です。

 

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2013年12月01日

沖縄整肢療護園のサマーフェスタが8月23日行われ、利用者や保護者、職員ら多くの人出があり盛り上がりました。会場は園内1階ロビーと玄関前の特設ステージで、参加者は出店やバザー、コンサートなどの催しを楽しんでいました。
人気があったのはやはり「かき氷店」、200本用意したプラチック製スプーンはすぐそこをつき、甘菓子は売れ切れました。

 

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コンサートの目玉は大宜味村在住の人気ハルサーミュージシャン「アイモコ」。特設ステージを臨む玄関廊下には浴衣姿の利用者や車いすの入所者、職員、スタッフらであふれかえり、「おおきなわ」や「しろはらくいな」など、一緒になって歌ったりして楽しみました。

 

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同園は現在、那覇市寄宮の施設本体が改築工事の完成間近で一時移転先である古波蔵でのサマーフェスタは今回限りのイベント。今回も沖縄大学から「手話コンサート」、沖縄国際大学は「バルーンアート」を披露して喜ばれ、沖縄女子短期大学からも行事手伝いの参加があり合計28人の学生ボランティアがフェスタを盛り上げていただきました。

 

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2013年08月23日

沖縄整肢療護園のお誕生会に沖縄尚学高校から生徒のボランティア慰問に訪れ、利用者から喜ばれました。沖尚のボランティア訪問は7月24日と26日の2日間にわたって行われ、いずれも高校3年生の計21人が参加しました。

まず7月24日には第2病棟で6月、7月の合同誕生会が開かれ、主役である仲村渠行延さん、金城慶祐さん、當間敏勝さんの誕生日を高校生12人が病棟スタッフとともに祝いました。高校生らは空手演舞やダンスを披露、参加者からは沖尚が高校野球の県代表であることから「甲子園もがんばれ」の声も上がりました。

第1病棟では26日に金城優太君のお誕生会が開かれ、女子生徒のハンドベル演奏や利用者とペアを組んだ「昆虫体操」を楽しみました。引率の大仲要教諭は「ボランティア希望者が多く、今回は2回に分けました。寄宮に移っても訪問したい」と話していました。

 

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2013年07月26日

沖縄整肢療護園改築工事は、天候にも恵まれ順調に推移しています。13日には、本体2階のスラブと3階のコンクリートスラブ打設が行われました。これにより、工事は全体の半分近くまで進ちょくしており、現場では建物の全容が徐々に姿を現しています。

この工事は2階屋根と3階床に当たる部分のコンクリート打設作業で、約30人の作業員が規則正しく配筋された鉄筋のうえで生コンクリート注入と打設に忙しく動き回っていました。

 

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スラブ工事は同日午後6時ごろまでに終了、コンクリートを送り込むポンプ圧送車4台がフル稼働、生コンクリートはミキサー車250台分が使用されました。また、3階部分の柱壁の型枠製作も並行してすすめられました。

2013年07月13日

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「子どもの日」の5月5日、沖縄整肢療護園は、園内や隣接の漫湖公園コースに取り入れたウオークラリーや学生グループのアトラクションなどでにぎわいました。恒例行事で、ウオークラリーには利用者24人が参加、また、園内ロビーで行われた学生団体の公演にも多くの利用者が父母やスタッフとともに参観しました。

この日は、園の呼び掛けに応じて26人の学生ボランティアが駆け付け、利用者との交流や介助体験に汗を流しました。また、園職員も休日を返上して手伝いました。

パネルシアターやフィンガーアクション、人形劇などを披露した沖縄女子短大児童文化研究会の伊礼ありさ部長は「公演は緊張もしましたが、利用者が反応してくれうれしかったです。創部41年ですが、これからも続けたい」と、話していました。

沖縄女子短大以外の参加団体は次の通り。

沖縄大学、琉球大学、育成カレッジ沖縄福祉保育専門学校、沖縄キリスト教大学、沖縄看護大学。

このイベントの様子は、6日付の沖縄タイムス、琉球新報紙上でも、子供の日の話題として報道されました。

2013年05月05日